昨今、半導体不足の影響により新車を購入しようとすると納車に時間がかかる(ものによっては半年とか)ことから、すぐに車を手に入れたい方にとっては、やむを得ず中古車を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
そんな理由で過去1年で中古車2台を購入した私が、中古車の情報収集の仕方から納車までの流れと注意点等をお教えします。
1、情報収集
中古車選びにはまず情報収集から!
カーセンサーやグーネットなどの中古車情報サイトでチェックしよう!
中古車は全国にかなりの数が存在しているので、検索サイトで情報を絞る必要があります。
・販売店の所在地
いくら気に入った車が見つかっても、販売店が遠くて交通費が高くつくと本末転倒なので、ある程度販売店のエリアを絞っておく必要があります。(よほどほしい車があれば別ですが、私の場合は、以下の3回程度足を運びますので、隣県までとしました)
①実物を見に行く
②契約
③納車(納車は、追加費用で自宅まで納車してもらえる場合もあります)
・価格帯
検索サイトを見ると、車両本体価格のみしか表示されておらず、支払い総額がわからない車両もあります。
支払い総額 = 車両本体価格 + 諸経費 (税金、自賠責保険、車庫証明費用、リサイクル預託金、工賃など)
実際に車を見て、気に入った車が見つかっても、予算オーバーだと無駄足になりますよね。
あらかじめ支払総額で表示されている車で絞りましょう。
・年式と走行距離
走行距離が短くても、年式が古い車は要注意!
例えば、年式7年落ちの車で走行距離が50,000Kmであれば、前の使用者が年間で6,000Km走っている車で、ごく一般的にメンテナンスしながら使用されていたことが予想できます。
しかし、同じ年式7年落ちの車で10,000Kmしか走っていない車だと、ほとんど使用されておらず、メンテナンスもされていない可能性があるので要注意です。このような車の購入には、購入後の不具合なども想定に入れておきましょう。
・修復歴
修復歴ありの車は、骨格(フレーム)部位等を交換したり、修復した事故車です。
当然、修復歴ありの車は価格が安いのですが、過去に事故を経験した車のため、安全上のリスクはありますので、注意が必要です。購入に際しては、販売店に、箇所や程度を直接確認して慎重に判断した方がよいです。
・保証期間
保証期間は、販売店等に購入後の不具合を保証してもらえる期間のことです。
1か月という短いものもあれば、1年以上のものもあります。
中古車ですから、納車後の不具合が起きた場合のことも考えておかないといけません。そのためなるべく長い保証期間の車を選ぶことが大事です。
またカーセンサーなどの中古車検索サイトのサービスで追加料金を払えば、保証期間が延長できるサービスもあります。
2、実際に販売店に行って実物を見てみる
ポイントとして以下の点をチェック!!
・修復歴について
車の外観を見て目立った傷などがないか確認し、お店の人にも確認しましょう。
・保証について
保証の範囲について確認しましょう。エンジントラブルなどは保証対象かなど、どこまで保証されるのか確認しておきましょう。
保証の期間については、なるべく長いものを選ぶと前述しましたが、中古車検索サイトの保証期間延長サービス等を受けられる場合もありますので、保証期間について、不安があればこちらもお店の方に確認してみましょう。
・燃費について
燃費については、車のエンジンをかけて、メーターのところにあるボタン切り替えで表示されるものもありますので、実際に確認してみましょう。
3、契約後の処理
・各種証明書等の提出
車の購入に際して、車庫証明や住民票などの資料が必要となりますが、資料は車の種類によって、異なりますのでお店の方に確認しましょう。
・自動車保険への加入
保険会社は様々ありますが、大きく分けて、以下の代理店系損保、共済系損保、ダイレクト系損保があります。
代理店系損保(東京海上、損保ジャパン、三井住友等)は、販売店が保険代理店となっているケースが多いので、お店で提案を受けられスムーズです。
メリット:保証内容など含めて相談に乗ってもらえるので初心者向け
デメリット:保険料は割高ということ。
共済系損保(JA共済)
メリット:保険料が代理店系よりは割安だが、ダイレクト系より割高になるケースが多い
デメリット:事故対応の評判はあまりよくありません。(私の経験上、事故時の対応は、あまり慣れていない感じでした。担当者にもよると思いますので参考までに)
ダイレクト系損保(アクサダイレクト、ソニー損保など)
メリット:保険料が安いことと、契約がスマホでできる。その他の損保では基本的に保険料を払っていなければ、保険を開始することができないのですが、ダイレクト系では、保険料を払う前に保険を開始することができて、一か月以内などの一定期間内に保険料をコンビニなどで後払いできるものが多い。
デメリット:保険の補償内容等を自ら設定する必要があるため、初心者の方にとっては、難しい点もあります。また事故の際の対応について心配の声もありますが、ソニー損保など事故対応満足度が高いものもあります。
おまけ
自動車保険の補償内容でワンポイントアドバイスとして、弁護士費用特約を付帯しておきましょう。
相手側が100%の過失割合の場合、自分側の保険会社は過失がないので対応してくれないので、自ら相手側の保険会社とやりとりしなくてはならなくなります。自動車専門の弁護士に相談できる特約はつけておくとよいでしょう。